バンザイクリフ
サイパン島最北端にバンザイクリフと呼ばれる岬があります。正式名称である「プンタン・サバネタ」と表記されることがありますが、バンザイクリフと言われるのが一般的です。高さ80メートルもある断崖絶壁で、断崖から眼下には岩に砕け散る白い波しぶきの豪快な景色が広がっています。
名前の由来
バンザイクリフは、太平洋戦争末期にアメリカ軍との戦闘の末、追い詰められた日本兵と民間人が「天皇陛下、万歳」と叫び、両腕を上げながら約80メートル下の岩場の海へ身を投じた悲劇の地です。
言うまでもなく名前は自決の際に叫んだ「万歳」から来ており、当時1000人以上もの人が身を投げました。正式名称は「マッピ岬」なのですが、戦後から現在のように呼ばれるようになりました。
観光名所として
現在は平和記念公園として整備されていて、岬には多数の慰霊碑が建てられています。毎年多くの人が慰霊に訪れており、観光名所としても知られています。2005年には天皇・皇后両陛下が慰霊され、ニュースとしても取り上げられましたので、行ったことはなくてもテレビを通じて見たことはあるという方も多いかと思います。
このように悲しい歴史を持った場所ではありますが、景色が良い場所としても知られていて、景色を眺め、そして慰霊碑に手を合わされてみてはいかがでしょうか。
写真・画像
切り立った崖となっています。
崖下には波が打ち寄せています。
口コミと評判
20代男性
●●バンザイクリフは歴史的に日本にとってとても重要な場所だと聞いたので、一度以前から訪れたいと思っていたところでした。海はとても綺麗でしたが、ここに日本人の霊が沢山眠っているという事実に深く感慨を受けました。もし精神的に追い詰められた場合この切り立った崖を見ると飛び込んでしまう戦時中の彼らの気持ちが痛いほどよくわかりました。楽しい旅行もいいですが、その合間に歴史的なことを学ぶというのは悪いことではないのでバンザイクリフに訪れたことは自分にとってとても有意義だと感じました。また慰霊碑に手を合わせて黙祷をするというのは現代の日本人なら誰でも一度はやるべきことなんじゃないだろうかと僕は黙祷している最中に思いました。
20代女性
●●募集中です!
30代男性
●●バンザイクリフはサイパン島の北端にある断崖絶壁の岬です。名前からなんとなくわかるように、第二次世界大戦の際の悲しい思い出がある場所でもあります。慰霊碑なども建てられています。しかし現在バンザイクリフは最高の景色を見れるということで有名な観光スポットにもなっています。柵で仕切られてはいますが崖のギリギリまで行くことができます。視界全てが海になります。そして地球の丸さが明らかにわかる水平線は見事です。島の先っぽでないと見れない光景がここにありますね。そしてバンザイクリフのもう一つのオススメは夜に行くことです。一切の光がないこの場所で空を見上げた時の夜空はまさに宇宙を直接見ているような感覚です。星が凄い、流れ星がたまに見れる、のレベルではありません。車でしか行くことが出来ないですがオススメです。
30代女性
●●ホテル近くで自転車をレンタルして行きました。途中坂が多くて大変でしたが、素晴らしい景色を眺めながら、たどり着くことが出来ました。道は舗装されているし人も多くないのでサイクリングするには良いコースだと思います。バンザイクリフに到着すると、海のあまりの美しさに疲れが吹っ飛んでしまったほど感動しました。
沖縄の残波岬に雰囲気は似ていますが、より広くスケールは大きいです。緑豊かな崖から眺める青い海はどこまでも続いており、ゆったりした気持ちで過ごすことが出来ます。戦争時に多くの人が身を投げた悲しい歴史を感じながら眺めるとまた違った気持ちになります。
注意点としては、飲み物の自動販売機と小さな土産屋程度しかないので、食事は済ましていった方がいいでしょう。
40代男性
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40代女性
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50代男性
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60代~男性
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アクセス
サイパン島の最北端にありますが、アクセスは難しくありません。島内の主要道路であるミドルロードを北上していき、北端近くの場所を左折すると到着します。