サイパン島
高くて青い空や透き通っているサンゴ礁の海が綺麗なサイパン。日本との時差が小さいことに加えて、飛行機に乗っている時間も短くて済むということもあり、人気の高い南国リゾート地として知られています。日本人旅行客にとってお馴染みの南国リゾートである、ハワイやグアムと似ているため、比較されることも多いです。
ちなみに、当サイトでご紹介している「テニアン島」と「ロタ島」は、サイパン島と同様に北マリアナ諸島(アメリカの自治領)に属しています。
なお、サイパンウエディングに関しては専用のサイト「サイパン挙式体験談&サイパンで人気の結婚式場」にて体験談や式場情報を公開しています。併せて、参考にして頂ければと思います。
エリアガイド
島を「北部・中部・南部」という具合に、3つのエリアに分割して様々な観光施設のご紹介などをしております。南北に細長い形をしているサイパンですが、観光スポットや商業施設などが集まっているのは中部(ガラパン)のエリアです。
北部と南部にも見どころは多数ありますが、自然豊かな地域が多く、ダイビングやトレッキングなどといったアクティビティが人気となっています。その他、子どもが大喜びで楽しめる巨大なウォーターパークも島の南部に2ヶ所あります。
なお、サイパン旅行のお土産選びに悩んでいるという方には「ボージョボー人形」がおすすめです。当サイトではお土産に関してはほとんど触れていませんが、こちらのボージョボー人形だけは特におすすめなので、ご紹介させて頂きました。
島北部の観光スポット
特に有名な場所に関しては独立したページを設けて、写真と地図付きで解説しています。日本人にゆかりの深いところが多いほか、レジャー施設も充実しています。
バンザイクリフ | 日本から最も近い地です。戦時に追い詰められた人々がここから「バンザイ」と叫びながら海へと飛び込んだことから、「バンザイクリフ」と名付けられました。 戦没者の慰霊碑も建てられていて、今も多くの旅行客らが訪れています。なお、正式な名称は「プンタン・サバネタ」ですが、バンザイクリフと呼ばれることが一般的です。 |
スーサイドクリフ | 前述のバンザイクリフと同様に、追い詰められた人々がこの地で投身自殺を図ったことで知られています。「スーサイド」とは英語で「自殺」を意味します。 正式な名称は「ラデラン・バナデロ」ですが、こちらも正式名称で呼ばれることはほとんどありません。 なお、現在は頂上部分が平和記念公園として整備されていて、展望台も設けられています。展望台からは太平洋を遠くまで臨むことができ、眺望スポットとしても知られています。 |
バナデロ | マッピ山の崖下に広がっている戦場跡です。「ラスト・コマンド・ポスト」とも呼ばれています。ここが第二次世界大戦地の日本軍の最後の司令部となりました。 ここからすぐ北には「中部太平洋戦没者の碑」があるほか、南側には「おきなわの塔」が、その隣には「韓国人慰霊平和塔」があります。 |
グロット | マドック岬の崖下に位置している、サイパン島屈指のダイビングスポットです。素晴らしく綺麗な景観を楽しむことができます。 なお、グロットにたどり着くまでに100段近くもの階段を下っていく(もちろん帰りは上っていく)必要があるため、体力に不安のあるかたはちょっと考えた方がいいかもしれません。 |
バードアイランド | 一つ上でご紹介したグロットから1キロちょっと南下したところにある島です。正式な名称は「イスレタ・マイゴ・ファハン」ですが、こちらも一般的には使用されていません。 野鳥が住む無人島となっているため、島に上陸することはできませんが、島を見るための展望台が設けられていて、そこから眺めを楽しむことができます。 |
パウパウビーチ | 島の北西部に広がっている綺麗なビーチです。ビーチの長さは1キロほどで、ベンチやテーブルやバーベキューなどの施設も揃っています。 |
カラベラ・ケーブ | 島の北東部、ミドルロードをずっと進んだ先にあるカラベラ・ケーブは、スペイン統治時代に牢獄として使われていた古い洞窟です。 ジャングルツアーなどといったガイド付きのツアーで訪れることができます。 また、カラベラ・ケーブのすぐ近くにはバードアイランドもありますので、そちらもぜひ一緒に回ってみてください。 |
ウイングビーチ | 前述のパウパウビーチよりも更に北に広がっているビーチです。未舗装道路を進む必要があるため、アクセスはちょっと大変ですが、綺麗で落ち着いたビーチを満喫できます。 |
アチュガオビーチ | 人気ホテル「アクアリゾートクラブ」から南に広がっているビーチです。ホテルからのアクセスに優れています。遠浅のゆったりとした流れのビーチとなっています。 |
マリアナ・カントリークラブ | 島北部にあるゴルフコースです。ドッグレッグのホールや大きな池が配置されたホールなど、戦略性に富んだコース設計となっていて、中上級者の方でも楽しめます。 |
マリアナ・リゾート・アクティビティ | サイパン島を代表するアクティビティ施設です。カートや乗馬やショートコースのゴルフを楽しむことができます。日本人からも大人気で、観光客の姿もよく見かけます。 |
島中部(ガラパン周辺)の観光スポット
ウォーターアクティビティを楽しめるビーチや、爽快感抜群のプレーを楽しめるゴルフコース、日本人との関係が深い歴史的施設など、その種類も様々です。
ガラパン | 島中央部の西海岸に位置している街です。サイパン最大の観光地として知られています。大型リゾートホテルやショッピング施設やレストランなどが集まっています。 |
マイクロビーチ | サイパンで最も有名なビーチです。「ハイアットリージェンシー」と「ハファダイビーチホテル」という2つの大きなリゾートホテルの間に広がっています。マニャガハ島も眺められます。 |
マニャガハ島 | サイパン島からフェリーで15分ほどのところにあるマニャガハ島は、サイパンに行ったら欠かせない屈指の観光名所です。ずばぬけて綺麗なビーチがあります。 |
砂糖王公園 | サイパンを日本が統治していた時代に製糖所を経営していた松江春次さんの業績を称えるために整備された公園です。公園内には彼の大きな銅像も建てられています。 |
アメリカ記念公園 | ガラパンの中心地に広がっている公園です。緑が豊かで立地も良いことから、ローカルや観光客の散歩コースとしても人気があります。ビジターセンターも設けられています。 |
サンドキャッスル | ホテル「ハイアットリージェンシー」内で行われるマジックショーです。ディナー付きのプランと、鑑賞のみのプランが用意されています。素晴らしいマジックの数々を楽しめます。 |
ジョイフルディナーショー | ホテル「フィエスタ リゾート&スパ」の敷地内で行われるディナーショーです。おいしいバーベキューを食べ、ファイアーダンスを始めとした様々なショーを見ることができます。 |
禁断の島 | トレッキングツアーで訪れることができる知る人ぞ知る観光スポットです。マリアナ政府によって自然が保護されているエリアとなっていて、海や木々などの自然を満喫することができます。 |
サイパン動物園 | サイパンの繁華街ガラパンからミドルロードをちょっと北上して、キャピトル・ヒルへ続くクロスアイランド・ロードの北側の細い道を入ったところにある動物園です。 サイパン動物園は小規模な動物園ではありますが、北マリアナ諸島固有の動物を見ることができるほか、トラやカメ、放し飼いのオウムなども見ることができます。 マニャガハ島行きのフェリー乗り場からも近いので、午前中はこっち、午後はあっちといった具合に回るのもいいかもしれません。 |
サイパン熱帯植物園 | 聖母マリアの祠からクロスアイランド・ロードを更に南下したところにサイパン熱帯植物園はありました。 以前はサイパンで最大の植物園として知られていて、取り立てのフルーツを試食することもできたのですが、残念ながら2011年1月31日をもって休園してしまいました。 休園のニュースは残念ですが、またいつか復活してほしいですね! |
ガラパン教会 | ユニークな形をした教会です。かつては「カトリック教会」と呼ばれていました。戦時中に破壊されてしまいますが、戦後に新たに建て直されました。 |
ガラパン・ストリート・マーケット | 「ハイアットリージェンシー」と「ハファダイビーチホテル」の前を走る「コーラルツリー通り」で、毎週木曜日の夜に開催されているストリートマーケットです。 |
ビーチロード | ガラパンとその周辺のビーチ沿いを走る通りです。レンタカーでドライブをするのもおすすめですし、遊歩道を散歩するのもおすすめです。 |
北マリアナ博物館 | その名の通り、北マリアナ諸島の歴史と文化を紹介する博物館となってます。1922年に建てられた日本統治時代の日本病院跡を改築して、1998年にオープンしました。 スペインの難破船「帆船コンセプシオン号」から引き揚げられた財宝や壺などといった積み荷と、日本統治時代の生活様式を知ることができる資料などが見どころです。 |
彩帆香取神社 | 前述の北マリアナ博物館からミドル・ロードを挟んだ向かい側にある神社です。当て字のようですが「サイパンカトリ神社」と読みます。 1911年に建てられ、その後太平洋戦争時に焼失しますが、1985年に再建され現在の姿となりました。 日本にある神社と同様の神社ですので、これといった特別な見どころはありませんが、毎年10月には秋祭りが開催され、境内にはたこ焼きや綿菓子・金魚すくい・ヨーヨーなどの出店が並びます。 |
タナパグビーチ | ガラパンから少し北上したところにある小さなビーチです。マニャガハ島を眺めることができるビーチですが、船舶の出入りが多いため、遊泳やダイビングは禁止されています。 |
ラオラオベイゴルフリゾート | グレッグ・ノーマン設計のサイパン島を代表するゴルフコースです。ウエストコースとイーストコースの全36ホールから構成されています。 |
キングフィッシャー・ゴルフリンクス | こちらもサイパン屈指のゴルフコースです。16番の海越えのホールが名物ホールとして知られています。 |
サイパン・カントリークラブ | 9ホールのショートコースです。時間制で、時間内なら何度でもプレイすることができます。カジュアルに楽しめるコースとなっています。 |
イーグルレイ・シティ | 「マダラトビエイ」が群れでゆったりと泳いでいる姿を鑑賞できるダイビングスポットです。「マダラトビエイ」の英語名「イーグルレイ」から、この地が名付けられました。 |
沈船ポイント(松安丸) | 戦時中の輸送船「松安丸」が沈んでいるダイビングスポットです。数多くの種類の熱帯魚と出会うことができます。なお、船尾の近くには機関銃の弾丸も残っています。 |
オールドマン・バイ・ザ・シー | 自然豊かで繁華街などはない島の東部ですが、ここにはオールドマン・バイ・ザ・シーという変わった名所があります。 オールドマン・バイ・ザ・シーは、サイパン屈指のゴルフコースとして知られているキングフィッシャー・ゴルフリンクスよりちょっと南にあるプロフィール・ビーチの奇岩です。 海からこの岩を眺めると、まるで老人の横顔のように見えることから、この名前が付けられました。 |
タポチョ山 | サイパン島の中央ちょっと下にある、標高約476メートルの山です。 ほぼ中央にあるため、山頂からは360度サイパン島を見渡すことができます。天気が良い日だとサイパン島だけではなくマニャガハ島やテニアン島まで望むことができます。 サイパンに行ったらタポチョ山は欠かせないと言われるほど、コアなファンも多いのですが、唯一の欠点はアクセスです。 自分たちでレンタカーを借りていくこともできなくはないのですが、道ちょっと複雑で、しかも険しい悪路なので、4WDの車が必要となります。 ですので、おすすめはツアーに参加することです。ツアーによっても異なりますが、個人やグループで貸し切ることができるものが多く、料金も1人20ドル~30ドル程度です。 また、所要時間は片道30分程度です。山頂に滞在する長さによっても変わりますが、行き帰りの時間を含めても2時間あれば十分ですので、ツアーの前後に好きなことをして遊ぶことができます。 ツアーで歩いて疲れた後にホテルでエステなんていうのも良いですね。 |
キャピトル・ヒル | キャピトル・ヒルとは、島内の主要道路のひとつであるクロスアイランド・ロードを上った先にある小高い丘のことです。 かつてアメリカ中央情報局(CIA)の基地があったことでも知られています。現在は知事官邸や議会などの北マリアナ諸島政府の官庁が置かれています。 ここの丘からはマニャガハ島やタナパグ・ラグーンを一望することができます。 |
聖母マリア像 | 前述のキャピトル・ヒルから、クロスアイランド・ロードを南下して、右手の小さな看板を左折したところにある祠です。 「生き長らえたことを神に感謝」するため、終戦後にサンタ・ローデス・マリア像をこの地に安置しました。祭壇の手前には井戸があり、ここの井戸水は聖水だと言い伝えられています。 水道水でさえ飲用に適さないサイパンにおいて、ここの井戸水は良質で飲むことができるというから驚きです。 なお、毎年2月にはこの地区でフィエスタ(カトリックの信仰祭)が行われています。 |
島南部の観光スポット
観光名所となっている施設の数は多いですが、日本人観光客にはあまり知られていないものも少なくありません。島中部と比較すると観光客の数も少なく、ビーチなどでもよりローカルな雰囲気を味わうことができるという特徴が挙げられます。
ウェーブジャングル | ホテル「サイパンワールドリゾート」の敷地内にある大型ウォーターパークです。サイパンのウォーターパークといえば、ここかパシフィック・アイランド・クラブ(PIC)で決まりです。 |
PIC | 前述のウェーブジャングルと並んで、大きなウォーターパークとして知られているのがパシフィック・アイランド・クラブ(PIC)です。 プールやスライダーだけではなく、陸上のアクティビティ施設も充実していて、テニスやミニゴルフやアーチェリーなどといった多彩なレジャーを楽しむことができます。 |
チャラン・カノア | ガラパンと並んで、島内で最も栄えている街です。観光客の数はガラパンの方が多いですが、こちらも数多くのレストランやショップなどが集まっています。ちなみに、映画館もあります。 |
マウント・カーメル教会 | 島南部のおすすめ名所の一つに「マウント・カーメル教会」が挙げられます。ホテルが建ち並んでいるチャランカノア地区にあるので、滞在先によってはホテルから歩いて行くこともできます。 マウント・カーメル教会は北マリアナ諸島最大のカトリック教会で、スペイン統治時代に最初に建てられ、その後1949年に再建されて現在の姿となりました。 とても外観が綺麗で、このエリアのランドマーク的存在になっているほか、サイパン在住のカトリック教徒のカップルがこの教会で結婚式をすることもあります。 |
チャラン・カノアビーチ | 前述のチャランカノア地区の西側にあるビーチです。こちらはビーチロードを南下していくと通り沿いに見つかります。ビーチに緑が多いのが特徴です。 緑たっぷり きめ細やかな砂と透き通る水 |
サン・ホセ | 前述のチャラン・カノアを少し北上したところにある街です。街としての規模は小さいのですが、ビーチや記念碑や慰霊碑などが建てられています。 |
ススペ | 前述のチャラン・カノアとサン・ホセの中間に位置している街です。北マリアナ自治領の首府として機能していて、裁判所や警察署や消防署などといった施設が集まっています。 |
キリリビーチ | ビーチパークとして整備されているビーチです。砂浜や海で遊ぶことができるのはもちろんですが、ビーチパークを散歩するだけでも楽しめます。 |
ランディングビーチ | サン・ホセからススペにかけて延びているビーチです。「ランディング」とは上陸を意味していて、実は1944年にアメリカ軍が上陸してきた場所です。 |
ススペ湖 | 内陸部にある大きな湖です。特にこれといった見どころはなく、周囲が私有地となっているため一般の方は行くことができませんが、オプショナルツアーなどで立ち寄ることがあります。 |
アギンガン岬 | 舗装されていない道を少し進んだ先にある岬です。眺望スポットとして知られていて、この岬からテニアン島を眺めることもできます。 |
ラッダービーチ | サイパン国際空港の南に位置しているビーチです。サイパンの他のビーチと比べると規模が小さいため、観光客はあまり多くありません。 |
オブジャンビーチ | 前述のラッダービーチから東に進んだ場所にあるビーチです。こちらも観光客は多くないのですが、初心者から上級者まで楽しめるダイビングポイントとして人気があります。 |
旧日本軍弾薬庫跡 | 第二次世界大戦時に日本軍が弾薬庫として使用していた施設が残っています。サイパン国際空港の近くにあります。 |
コーラル・オーシャン・ポイント・リゾート | 同名のホテルに併設されているゴルフコースです。ホールによってはテニアン島を眺めることができるところもあります。強い風が吹きやすく、難易度は結構高めです。 |
サイパン国際空港 | サイパンの空港です。アメリカ系・中国系・韓国系の航空会社が就航しています。かつては日経航空会社のJALも就航していましたが、現在はチャーター便のみのフライトとなっています。 |
ラウラウビーチ | 島の南東部にあるビーチです。アクセスするためには舗装されていない道を通る必要があります。ダイビングスポットとしても人気があります。 |
ナフタン・ドロップオフ | サイパン有数のダイビングポイントとして知られている場所です。急に水深が深くなる場所や、潮の流れが変わる場所がありますので、中級者以上の方におすすめです。 |
アイスクリーム | 前述のランディングビーチの沖合にあるダイビングポイントです。そこまで深くないことに加えて、潮の流れも速くないため、初心者の方でもダイビングを楽しむことができます。 |